県央四医師会は7日、三条市・餞心亭お々乃で県央医師会応急診療所現況報告会を開いた。6月末の三条市医師会の役員改選に伴って県央四医師会の会長に就いた水野春芳新会長が応急診療所長となって初めての報告会。
医師30人をはじめ薬剤師、放射線技師、看護師、事務員、事務局、市町村関係など87人が出席。水野応急診療所長はあいさつで、6月29日の三条市医師会の定時総会で医師会長となり、それに伴って応急診療所長となっことを話し、「いろいろな方からざっくばらんに意見をいただき、情報交換をしたうえで、明日からまた応急診療所がいい方向にいければ」と願った。
来賓の国定勇人三条市長、鈴木燕市長代理の南波瑞夫副市長があいさつ。運営福委員長の郷秀人三条市医師会副会長が応急診療所の現況報告、大久保修市三条市消防長、中川勝広燕・弥彦事務組合消防本部消防長がそれぞれの管内の救急出動などの現況について報告した。
同診療所は、夜間と休日にかかりつけ医に引き継ぐ外来診療を行い、入院治療や高度な医療が必要な救急患者に対して病院を照会する振り分け機能など、一次救急の診療を行っている。三条、燕、加茂、見附市南蒲原郡の4医師会で組織する県央四医師会の管理、運営で2009年4月に開所し、7年目。
昨年度(平成27年度)の受診者は、ほぼ横ばいの17,624人。市町村別の内訳は、三条市の10,104(57.3%)を最多に燕市3,852人(21.9%)、加茂市1,290人(7.3%)、新潟市695人(3.9%)、田上町438人(2.5%)、県外381人(2.2%)、長岡市294人(1.7%)、見附市281人(1.6%)、弥彦村173人(1.0%)、県内他116人(0.7%)。
救急車での搬送は、全体の2.2%の390人で、転送は315人だった。