三条市総合体育館の閉館イベントで無償配布されたギャラリーのいすを持ち帰ったものの、使い道がなくて捨てるくらいなら寄付をと、三条市民球場「三条パール金属スタジアム」は呼びかけている。
三条パール金属スタジアムは1995年の供用開始から21年になる。内野席に1844席があり、いすはオープン当初からのもので、傷みが激しくなってきている。
そのうちとくに色あせて劣化が進んでいた500席は業者に委託して表面を塗り直したが、予算の都合で全部は直せていない。
一方、6月30日に行われた三条市総合体育館の閉館イベントで、同体育館のギャラリーに設置されていたいすが無償配布され、いすを持ち帰っては見たものの使える場所がなく、持て余している人がいると聞いた。イベントでは70個のいすが持ち帰られた。
三条市総合体育館のいすは三条パール金属スタジアムと同様の取り付け金具で取り付けられるタイプとわかった。捨ててしまうなら三条パール金属スタジアムの古いいすと交換させてほしいと寄付を呼びかけている。
三条パール金属スタジアムのいすは青。三条市総合体育館のいすは4色あるらしいが、色違いは気にしない。サイズは三条パール金属スタジアムのものよりわずかに大きく、問題なく三条パール金属スタジアムに取り付けられる。ひとつ数分で交換できる。今のいすも壊れたわけではないので、三条市総合体育館のいすに交換しても捨てないで保管しておく。
三条パール金属スタジアムでは「捨てるようならいすを寄付して球場の窮状を救ってほしい」と連絡を待っている。寄付したい人は三条パール金属スタジアム(電話:0256-32-8911)へ。