燕三条地場産業振興センターが道の駅「燕三条地場産センター」となってから111日目の13日、同センター物産館の来館者10万人の大台を達成した。
10万人目になったのは、埼玉県川崎市から訪れた会社社長・藤倉省一さん(67)、政代さん(63)夫婦。111日目の午前11時11分の“1”並びのタイミングで100万人に。物産館入り口前に「祝来館者10万人達成」と書いた紙を掲げ、同センターの亀井浩司事務局長と職員から花束と名入れしたペアのチタンタンブラー(販売価格1万5千円)をプレゼントした。
藤倉省一さんは10年以上前に団体で初めて同センターを訪れ、それ以後もプライベートで数回、訪れているリピーターで夫婦では初めての燕三条。月岡温泉に宿泊し、前日とこの日の1泊2日の日程で訪れた。前日は弥彦山ロープウェイに乗り、この日はこのあと寺泊へ寄って帰る予定だった。
以前に三条市・諏訪田製作所のつめ切りを買ったことがあり、2年前の息子の結婚式では伊勢志摩サミットで使われたチタン製タンブラーを引き出物にしたと言う。
「ちょっとした家庭用のホームセンターで売っているものは長持ちしない。ここで売っているのは値段は張るけどしっかりしている」と価格に含まれる価値を理解する燕三条製品のファンでもある。
同センターは道の駅に登録されて、ことし3月25日に道の駅として新たにオープンした。それから3カ月半、111日目での来館者10万人達成は1日平均900人が来館した計算になる。
昨年度1年間の来館者は15万9000人だったので1日平均にすると約460人で、そのほぼ2倍のペースの来館で10万人を達成した。ただ、これまで来館者はいわば職員の目分量でカウントしていたが、道の駅御オープンと同時に物産館入り口に設置した赤外線カウンターで数えている。