三条市・まちなか交流広場「ステージえんがわ」で5日、同所で営業する「三条スパイス研究所」」と南魚沼市の宿「里山十帖」がコラボレーションした「Nihon no / Spice lab vol.1」が開かれ、参加した20人から「日本の四季と旬の食材」をテーマに一夜限りの特別な晩さん会を楽しんでもらった。
三条スパイス研究所所長でも東京・「スパイスカフェ」の伊藤一城シェフと里山十帖の北崎裕シェフが交互に担当した7つの皿を順に提供。テーマに沿ってエダマメに始まってナス、アユ、モモ、スイカと今まさに旬の素材、春の山菜、夏の梅干し、秋のキノコ、冬のダイコンと四季の素材を使い、旬につながる四季の食文化とその大切さを感じてもらおうというねらいだ。
参加者は30歳代、40歳代が多く、海外からも人を集めるライフスタイル提案型の複合施設、里山十帖との奇跡のようなコラボレーションを五感でじっくりと味わっていた。
三条スパイス研究所を会場に所長の伊藤シェフとゲストによるスパイスという考え方を題材に企画する実験室の今回は第1弾。伊藤シェフは半年余り前に里山十帖を利用して料理に感銘を受け、2月に2週間、里山十帖のキッチンで研修した。
三条スパイス研究所と岩室温泉の「KOKAJIYA」を運営する株式会社リトモの代表取締役、熊倉誠之助シェフ、熊倉シェフとフードユニット「DAIDOCO」でともに活動するフードプランナーの山倉あゆみさんも里山十帖と交流が深かったことが今回の企画に結びつき、何度も会議を重ねてこの日にたどりついた。