県内6人の手仕事の作家による「手しごとの学校」が24日と31日に分けて三条ものづくり学校で開かれる。講義やそれを踏まえた実技の演習も受けられるアカデミックな内容で、あわせてワークショップも行われる。
24日は新潟市の陶芸作家・大山育男さんを講師に「タタラ技法と加飾講座 モロッコネパールのブロックプリントを中心に」(参加費5,000円・定員5人)、三条市の木工作家・ワダヨシヒトさんを講師に「木のカップをつくる講座」(5,500円・8人)、新潟市西蒲区のガラス工芸作家・星名泉さんを講師に「ガラスフュージング・スランピング講座」(5,000円・5人)の3講座をいずれも午後1時から5時まで開く。
31日は新潟市西蒲区の植物染め作家・星名康弘さんを講師に「植物染め講座〜染め色を生み出す、染め色を育てる」(6,500円・8人)、燕市の鎚起銅器作家・大橋保隆さんを講師に「鎚起銅器講座」(5,000円・10人)、弥彦村の手漉き和紙・田中雄士さん講師に「手漉き和紙講座〜和紙の歴史や伝統文化とエトセトラ」(4,000円・10人)の3講座をこちらも午後1時から5時まで開く。
いずれも事前申し込みが必要。加えて2日間ともそれぞれの講師が午前9時半から午後0時半までワークショップを行うが、こちらは当日、参加を受け付ける。ワークショップの内容は、24日が大山育男さんの「タタラ成形による小皿作り」(3,000円)、ワダヨシヒトさんの「木のティースプーンをつくろう」(600円)、星名泉さんの「鳥の箸置きづくり」(2,500円)、31日が星名康弘さんの「手ぬぐい藍染めワークショップ」(1,500円)、大橋保隆さんの「銅の小皿づくり」(3,000円)、田中雄士さんの「オリジナル手漉きはがきを作ろう」(1,000円)。
東京で同様の取り組みに参加したことのある大橋さんのアイデアから企画した。参加作家でつくる「手しごとの学校実行委員会」と三条ものづくり学校が共催する。
ふだん自らの手で作品を生み出している作家が、この日だけ講師となってそれぞれがもつ技能や知識、歩んできた人生のことまでも教えてくれるスペシャルな講義だ。
今後も作家を変えて毎月1人か2人ていどの作家で「手しごとの学校」を継続して開く計画。ワークショップは手軽だが、それだけでは飽き足りないという人にもお勧めだ。参加申し込みはそれぞれの作家へ。作家への連絡先は三条ものづくり学校のホームページで確認できる。問い合わせは三条ものづくり学校(電話:0256-34-6700)でも。