三条市の地域おこし協力隊の誘致で、神奈川県横浜市の少年サッカークラブチーム「JFC FUTURO」の中学1、2年生49人が16日から18日までの3日間、初めて三条市下田地区を拠点に合宿を行っている。
昨年9月に神奈川県から三条市の地域おこし協力隊に着任した会津泰成さん(45)が、長男がFUTUROに所属しているのが縁で昨年、視察してもらってさっそく実現した。
FUTUROは横浜でもトップレベルのクラブチーム。サッカーの練習だけなら横浜でもできる。三条市では自然豊かな下田地域ならでは内容で企画。荒沢集会所に滞在して、初日16日は大谷ダムでカヌー体験、17日は相撲けいこと夕方から集落のイネの虫送りにも参加。最終日18日は八木神社でサッカー大会必勝祈願のあと、アルビレックス新潟ジュニアユース新潟、同長岡、長岡ジュニアユースFCとのサッカー大会に参加する。
初日は三条パール金属スタジアムでのサッカー練習で始まった。サッカー練習とはいえ、野球をサッカーボールを使ってやるキックベースボールやラグビーのタックルの練習など“ガチ”なサッカーではなく、楽しみながら体をほぐすような内容だ。
クラブのメンバーは予想外のスタジアム付き野球場の会場に目を見張り、気持ちのいい汗を流していた。地域おこし協力隊ではほかにも数件のこうした合宿の案件があり、実現に向け進めている。