16、17の2日間、燕市分水地区の夏まつり「第45回分水まつり」が分水地区の大通りをメーン会場に開かれており、初日16日は主催者発表で1万人の人出でにぎわい、夜はみこしや民謡流しと仮装盆踊り大会で締めくくった。
分水まつりは16日午後からのたるみこしオープニングセレモニーで始まり、分水地区の小学校や県警音楽隊で編成する交通安全パレードが夏まつりの開幕を告げるように大きな音を響かせて大通りを進み、分水公民館であらためて停止演奏も行った。
夕方から分水みこしと子ども分水みこしが発進。一方で特設のお祭り広場でうたと踊り市民芸能ステージ、締めくくりに民謡流しと仮装盆踊り大会が行われた。
願王閣では分水まつりとあわせて祭りが行われるので、露店がたくさん並ぶのが分水まつりの特徴、昨年は59店と例年より少なかったこともあるが、ことしはそれを上回る72店が出店した。三条で最高気温29.0度で日中はとにかく湿度が高く、蒸し暑かったが、夜になるとぐっと過ごしやすくるとともに、人出もどっと増え、天気が悪かった昨年の初日の人出5千人の2倍の人出に。大勢の見物客にみこし担ぎも一段と気勢があがった。
民謡流しは230人が参加して「地蔵堂おけさ」を踊り、仮装盆踊りは大会は「分水甚句」を踊った。「地蔵堂おけさ」は2人1組になって踊るパートのあるユニークなおけさ。仮装盆踊り大会には6団体が出演し、特別擁護老人ホーム「分水いちごの実」が「おいらん珍道中」で優勝、2位は分水商工会女性部の「分水に潜む妖怪」、3位は地元女性グループの「とと姉ちゃん」だった。
毎年、踊りの会場に燕市文化財の歌舞伎を演じる三階造りの山車(だし)「地蔵堂本町屋台」を展示、公開している。昨年の分水まつりで軽自動車がぶつかり、修復が終わったばかりのこともあって、ことしの展示は見送った。
これまでは道路上に地蔵堂本町屋台を展示していたため、地蔵堂本町屋台が見えるように生演奏する地方(じかた)などが使う仮設ステージは家の前に道路に向かうように設置していたが、ことしはその必要がないので道路をふさぐようにステージトラックを設置。地方は踊りの輪の方を向いて演奏でき、かえって好都合だった。
17日は午前10時から諏訪神社で例大祭が行われ、稚児舞を披露。午後1時にみこし渡御が出発し、行列を組んで町内を回る。4時15分からヲミワケ太鼓、5時半から園児よさこいと分水児童館ダンス、よさこいソーラン、7時半から太鼓の響演で幕を閉じる