29日にオープンするJAにいがた南蒲農産物直売所「ただいまーと」=三条市福島新田=で16日、出荷者大会・運営協力会発足式が開かれた。農産物などを納入する生産者や出店業者、JAなど直売所運営関係者210人が参加し、オープンに向けて意識を統一し、準備を進めた。
従事者紹介や事業計画報告、講演(JA邑楽館林(おうらたてばやし)農産物直売所ぽんぽこの松島寿明店長「お客様は目が肥えている!お客様から愛される直売所とは」)、分科研修を行った。
同JAの吉田文彦経営管理委員会会長はあいさつで、「建物の準備は整いました。ただ、本番はこれからであります」と呼びかけた。JA職員などが最後の追い込み準備を進めているところとし、「当然、何の落ち度もないように準備を進めてきているところでありますけれども、オープン当初については、なにかとトラブルあり、問題ありと想定されているところであります」。
「そのときは、ひとつひとつしっかりと対処する。とにかくひたすらそれを繰り返し、直売所を軌道にのせていきたいと考えている」、ただ、JAだけでは解決できない問題や課題も発生する可能性もあるとして「そのときには、ただいまーとを一日も早く、一人前の直売所にしていくための育て上げるスタッフの一員としての意識を持っていただいて、ぜひとも知恵と力をお貸しいただきたい」。
さらに、「JAにいがた南蒲、組合員、生産者の元気を発信する現場として、このただいまーとが、消費者の皆様そして地域からも認められ、愛され、信頼される直売所に一日も早く到達できるよう、皆様のお力をお貸しいただければと思っている」と協力を求めた。
従事者紹介では、ただいまーとを統括する安中統括課長、山崎哲夫店長など担当するJA職員、協働経営体として(株)SKM=佐久間康之社長・三条市=と大衆焼肉きらく=白源正代表・見附市今町=を紹介した。
株式会社SKMは、豆腐製造業の佐久間食品株式会社の第二創業。同店では、ジェラートコーナー「ジェラテリアCOCO(ココ)」と、カレーとパスタをメーンにした軽食コーナーの「DELI & LUNCH」を経営する。ジェラートは、見附市の諏訪乳業のミルクをベースにして展開し、同コーナーではおからと豆乳を使ったドーナツも製造販売する。
大衆焼肉きらくは、精肉部門を経営。同店の味付けしたテイクアウト用の焼肉をメーンに、メンチカツや惣菜など加工品も販売する。また、きらくファンには有名のようだが、三条市本町1の大衆焼肉さんきらくは白社長の兄の経営だ。