16、17の2日間行われている燕市燕地区の第45回飛燕夏まつりで、16日午後4時から燕1000人みこしが行われた。昨年、燕三条青年会議所が制作した映画『ともに担げば』では、飛燕夏まつりのようすも撮影されたが、作品の鶴岡慧子監督やメーンキャストも見物見に訪れた。
戸隠神社前で開会式を行った。昨年初めて行った新妻を担ぐ「花嫁みこし」がことしも登場。燕三条青年会議所会員でもある三条市の会社役員小林裕一さん(21)に昨年11月に新潟市西区から嫁いだ麻祐さん(22)。特製のみこしに固定されたいすに座り、担がれてステージへ上がり、裕一さんから誓いの言葉を受けてキス。会場は大いに盛り上がった。
燕1000人みこしは自前の金、銀とレンタルの3基のみこしをかつぎ、子どもみこしもそれに続いた。『ともに担げば』の関係者は、鶴岡慧子監督のほかにメーンキャスト4人のうち高野春樹さん、illyさん、そして三条市出身で「侍ラーメン」の大将の長女、山崎日菜さん。それに地元キャストも顔を出し、同窓会のような雰囲気になった。
鶴岡監督はそもそもことしの飛燕夏まつりを見物に出掛けようと思っていて、燕三条青年会議所から案内をもらって16、17日の1泊2日で訪れた。燕三条を訪れたのは、昨年10月にイオンシネマ県央で行った映画の完成披露のとき以来だった。
昨年の飛燕夏まつりは雨が降るなかでの厳しい条件での撮影だった。この日も雨が心配されたが、なんとか雨は降らず、鶴岡監督ははっぴを着てまつりを楽しんだ。「知った顔に久しぶりに会えた」と笑顔で話し、「知らないところで知らない人たちが見てくれていて、いろんなことを話してくれて楽しい」と喜んでいた。