19日午後1時ころに燕市内の70歳代女性Aさんがオレオレ詐欺の特殊詐欺で200万円をだましとられたと燕署に届け出があった。
19日午前8時半ころ、Aさんの宅の電話に孫を名乗る男から「のどの具合が悪くて病院に行って検査したらポリープができていた」、「病院に行ったときに会社の支払い関係の書類を無くしてしまった。通帳も無くしていsまい、現金で今日中に支払わなければならない。いくらか用立ててくれないか」などと言われた。
Aさんが200万円を用意できることを伝えたところ、待ち合わせ場所として燕市内の大曲交通公園を指定され、午後1時ころ、公園で待っていた会社上司の代理人を名乗る男に封筒入りの現金200万円を手渡した。
会社上司の代人を名乗る男の落ち着いた様子を不審に感じたAさんが孫に確認したところ、だまされたことに気づき、燕署に届け出た。この日、燕署には同様の不審な電話があり、市民に注意するよう広報、周知を図ったが、残念ながら間に合わなかった。
燕署では、子どもや孫から電話で「のどの具合が悪くなった」、「会社の書類をなくした」、「お金を使い込んだ」などの流れで金を要求されるのは特殊詐欺の典型的な手口で、安易に承諾せず電話をかけ直すなどして子どもや孫に確認するよう注意を呼びかけている。