16 、17の2日間の燕市分水地区の夏まつり「第45回分水まつり」で、2日目17日の日中は上諏訪の諏訪神社が例大祭とみこし渡御(とぎょ)を行って氏子町内をはらい清め、無病息災や家内安全を願った。
諏訪神社の夏の例大祭は8月27日だが、真夏で猛暑の盛りのこともあり、今は7月半ばの分水まつりにあわせて例大祭とみこし渡御を行っている。
午前11時から例大祭、舞姫による舞の奉納のあと、午後1時にみこし渡御が出発。露払いの獅子神楽が「わーっ!」と大きな声を上げて駆け足で進み、家々を回っては沿道に出てきた人の頭を獅子頭の頭でがぶり。そして185人で編成する大行列が続いた。
小榊(こさかき)、狐面(きつねめん)、白幣(はくへい)、小奴(こやっこ)、小金棒など、少子化と部活動にとられて人材を確保できない中学生に代わって小学生が担当。小奴は「よーいとまーかさい、どっこいまーかさい、すたこらさーいのさい、さーいのさーいのさい」とかけ声をかけて進んだ。
地蔵堂本町通りに並ぶ露店は17日に始まった南魚沼市兼続公まつりへ出店するという店も多く、16日の72店から17日は50店に減った。朝方に雨が降ったこともあって人出は少なかったが、付近の人口と比べると行列の規模は大きく、足を止めて見入る人も多く、「うちの子も昔は行列に出てたんだ」と懐かしむ年配の女性もいた。