三条市内3地区の夏祭りの一番手「栄ふるさと夏まつり2016」が23日、市役所栄庁舎駐車場で幕を開け、夏本番の暑さのなかで行われた昼の部のステージイベントや半羽から揚げ販売などの模擬店は、大勢の子どもや家族連れなどでにぎわった。
正午の実行委員長の金子信幸栄商工会長、国定勇人三条市長、武石栄二市議会議長のあいさつで開会。夜の大花火大会と2部構成の昼の部は、ジャズダンス、ふれあい太鼓、よさこい&hiphop総踊り、うまい棒早食い大会、大声選手権などのステージイベントが次々と行われた。
このほか会場内イベントとして、それいけちびっ子プール、三条凧協会ビニール凧揚げ、クラフト体験コーナー、フリーマーケット、すまいるランド内で実施のすまいる縁日、初参加の三条市栄消防団のちびっこ消火体験などの各イベントコーナー、半羽から揚げやアユ焼き、エダマメ、かき氷、生ビールなどの模擬店も祭りのスタートとも店開き。
会場の駐車場内にテントを張り、商工会や地元事業所、JA、ライオンズクラブなどの団体も出店する地域の手作りの祭りだ。
正午の気温は29.2度で、強い日差しとともに午後1時過ぎには30.9度と30度を超える真夏日になり、あいさつする主催者などのおとなは、日向に出るとあっという間にポロシャツの背中をぬらした。子どもたちは髪が汗でぬれるほどだったが、ダンスやクラフトなど暑さを忘れて熱中。
幼児向けのそれいけちびっ子プールは、水着の幼児が水しぶきをあげており、暑さのなかで見守るおとなは「足だけでも入りたいくらい」とうらやましそうだった。
主催者によると、出足は好調で「例年よりにぎわっているみたいだね」。模擬店は開店直後から、かき氷に行列ができるとともに、栄ふるさと夏まつりに欠かせないというひな鳥金子の「半羽から揚げ」の行列も伸びていた。
また、日ごろから三条市以外の利用者も多い「すまいるランド」効果もあり、日中のイベントは、地元小学生をはじめたくさんの子どもたちでにぎわっていた。
夜の部は午後7時55分から大花火大会を実施。昼の部の会場の駐車場を観覧場所に変え、信越本線側の田んぼの中から133組の花火を打ち上げる。