9月のリオデジャネイロパラリンピックに向けて25日から8月14日まで燕市で事前合宿しているモンゴル国のパラアーチェリー選手団が27日、本格的に練習を開始した。
選手団はモンゴル国のパラアーチェリー協会会長で北京パラリンピック金メダリスト、バータルジャブ・ダンバドンドグさんをはじめリオデジャネイロパラリンピック出場選手3人と、1人は事務局長を兼ねるモンゴル国の選手3人、コーチと強化コーチが1人ずつの8人。
練習場は主に国体を契機に開設された吉田アーチェリー場で行われる。27日は燕市に大雨洪水警報が発表され、朝のうちは雨が降っていたが、アーチェリー競技は雨が降っても行われるので、練習も休まず、雨が降るなかで午前9時から午後5時までみっちり行った。
昼前に雨があがると今度は蒸し暑く、過酷な条件。選手たちはひとつひとつの動作を確認するように体を動かしながら、70メートル先の的をねらった。
コーチのゾルボー・バーダルジャブさんは、バータルジャブ・ダンバドンドグさんの息子で、ふたりで話し込む姿も見られた。
翌28日は吉田高校アーチェリー部も一緒に合同練習する予定で、ほかにも県内高校アーチェリー部、新潟県障害者スポーツ協会アーチェリークラブ員、県内アーチェリー競技選手との合同練習や練習試合も行って交流する。