2度の水害を乗り越えた三条市南五百川、八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」は7月23日から8月31日まで「熊本復興支援フェア」を行っており、熊本ラーメンなど熊本県の名物料理や菓子、チャリティーTシャツなどを販売し、熊本地震の被災地を応援している。
館内の「レストランはくちょう」で熊本の名物料理を提供している。焦がしニンニクを利かせた濃厚スープと太麺のとんこつ系ラーメン「熊本ラーメン」(税抜780円)、熊本弁で団子をさす「だご」の入った「だご汁」(580円)をはじめ、からしレンコン、馬肉ソーセージなどの郷土料理に加え、熊本の焼酎も販売している。
売店では、「くまもん」の形をしたくまもとクッキーやデコポンクッキーも販売。「チャリティーTシャツ」は、今回のフェアのために制作したオリジナルで、熊本の花リンドウと三条の花ヒメサユリをデザイン。1枚2,500円で販売し、売り上げの一部を義援金に充てる。
館内には、大きなペットボトルの募金箱を設置しており、寄せられた善意は、Tシャツのチャリティーとあわせて熊本地震で被災した人たちのために役立ててもらえるよう熊本に送ることにしている。
「いい湯らてい」は、2004年の7.13水害、11年の7.29豪雨被害と2度の大水害に見舞われ、休業を余儀なくされた期間もあった。自宅が被災した従業員もいるなかで、施設の営業再開に向けて取り組んだ経験をもつ。当時は多くの支援や励ましで勇気づけられたことからも、今度は熊本の人たちのために何かできればと熊本復興フェアを企画した。