三条市内の家庭の庭で、マーガレットの茎の先端に咲いた花の萼(がく)のあたりから4本の茎が伸び、さらにそれぞれの先端に花が咲くという、不思議なマーガレットが見つかった。
マーガレットはごく一般的な園芸植物。茎が伸びてその先端に、真ん中に黄のおしべとめしべ、その回りに白い花びらをつける花が咲く。ところが、見つかったこのマーガレットは、花びらをつけた所より少し下から、細い茎が4本も伸びていて、明らかにふつうのマーガレットとは異なる。がくのあたりを良く見ると、5本目とも思われる茎のようなものもあり、5つ目の花が咲くのかも知れない。
この家ではマーガレットが群生していたので刈ってしまったが、なぜかこの1本だけが残っている。開花期は春なので時期外れでもあり、刈ったあとに咲いたのかもしれない。少しでも長く命を永らえようと奇策に出たのではと考えると切なくもある。