JAにいがた南蒲農産物直売所「ただいまーと」=三条市福島新田丁=が29日、オープニングセレモニーを行ってオープン。燕三条エリア最大級の農産物直売所が営業を開始した。
午前9時40分から野外イベントスペースでセレモニーを行い、開店を待つ約300人の買物客を前に、栄中央保育所園児の踊り、同JA経営管理委員会の吉田文彦会長あいさつ、入口前でテープカットを行い、午前10時にオープンした。
続々と訪れる買物客に、入場制限を行いながら入店してもらうほどだった。店内では、エダマメ、トマト、ナス、スイカ、モモなど旬の野菜や果物、生花、メンチカツやコロッケなどの惣菜、焼肉、菓子、弁当、ジャムなどを買い物かごに入れてレジに並び、あっというまに行列ができていた。
吉田会長は、「3年も4年も準備をして大勢の方の協力をいただき、やっとオープンした」、「オープン当初は至らぬ点もあろうかと思いますが、1日1日、ひとつひとつ改善を繰り返して、一日も早く、地域の皆さん、消費者の皆さんに信頼され愛される直売所にしていきたい」とセレモニーであいさつした。
また、「ただいまーと」を、「JAにいがた南蒲と組合生産者の元気を発信する場所のシンボルにしていきたい」、「おいしいって言っていただけるのが生産者にとって何よりの励みになるので、生産者と消費者の交流できる場所にしていきたい」と願っていた。
オープン時には200人余りの出荷者が登録しており、今後も目標の350人を目指していく。また、同直売所は、葉物野菜など日持ちしない商品については、朝6時に納品し、夕方6時に引き上げてもらい売場の鮮度を保つようにしていくという。
燕市分水から友人と買物に訪れた女性は、「野菜のほかにもいろいろな品物があっていいですね」と豊富な品ぞろえに驚き、また来店したいと話していた。
「ただいまーと」の営業は、午前9時半から午後6時までで、定休日は毎月第1火曜日と年始。