ツインバード工業株式会社(野水重明社長・本社燕市吉田西太田)は、6日午前10時から午後4時半まで同社で初めて地域住民を対象にした本社イベント「TWINBIRD×燕三条 夏フェス。2016」を開き、「燕三条にふれて、食べて、体験する夏」をコンセプトに地域とともに地域にサービスする企画を用意して夏休みの1日を楽しんでもらう。
トラックで荷物を下ろすために突き出している入荷場の8メートルの幅の屋根の下などが会場。食やものづくりに関するブース出店を中心としたイベントで、燕三条イタリアンBit、ラーメン潤、ラーメン潤、石窯パン工房「サフラン」をはじめ、SOYL cafe、佐久間食品、EACT COFFEE、cafe BOXが出店する。
注目は燕市初出店の燕三条にこだわる新潟市の燕三条イタリアンBit。オマール海老のボイルのフレッシュトマトのソースを抽選で限定10食、1食500円で販売する。午前10時と11時と2回に分けて各回先着50組に抽選券を配布し、それぞれ午前11時半と午後0時45分に抽選を行って当選者を決め、提供する。
さらに、牛肉の炭火焼きマデラソース、下田豚の炭火焼きガーリックソースなどプレートメニュー4品を各100食限定で500円で提供する。ラーメン潤は背脂煮干し中華そばを500円で販売、石窯パン工房「サフラン」は夏フェス限定パンも販売する。
「燕三条ものづくり・くらし体験コーナー」では、燕市が「防災ブース」、JA越後中央が「地場のお野菜」、藤次郎が「包丁切れ味体験」、鎚起銅器職人大橋保隆さんが「鎚起銅器体験」、燕商工会議所が「磨き・彫金体験」で出店。ツインバード工業も「セレブリフト体験」と「パワフルミキサー実演」を行う。
子ども向けに「あそびのひろば」も設け、森井紙器工業が「ダンボールおもちゃ」を用意して子どもたちから遊んでもらうほか、おもちゃ、花火、ツインバード工業の製品がゲットできる射的、スルーパス、ストラックアウト、水ヨーヨーなどで遊びも用意する。
また、この日は事前に参加者を募集したFacebookイベントも行われる。「つくる。」をキーワードにツインバード製品を作るワークショップとツインバード製品で料理を作るワークショップを行う。
ツイバード製品を作るのは、親子対象のオリジナルデスクライトとおとな対象のオリジナルクリーナーの2つのワークショップを行う。料理教室は燕三条イタリアンBitのオーナーシェフ秋山武士さんを講師に夏ランチと夏の絶品スイーツをそれぞれツインバード製品で作るワークショップを行う。いずれも当日参加はできないがなるべく見学できるようにする。
同社は2014年7月にFacebookページを開設し、2万3千人を超す「いいね!」を集めている。Facebookを通じたツインバードファンにアピールしようと、東京・日本橋ゲートオフィスを会場に昨年10月にLEDデスクライト作り、ことし4月にツインバード製品で調理したイタリアンディナーを味わうFacebookイベントを行っている。
ことし6月には本社ショールームをリニューアルオープンしたこともあり、3回目のFacebookイベントとなる今回は、初めての新潟本社で開くことにした。
一方で近年、地元とのかかわりを深めている。海外での生産を地元に戻す取り組みを行っており、地元との共存共栄をスローガンにする。燕市の要請もあって東京ヤクルトスワローズのオフィシャルスポンサーになり、燕市のインターン事業や婚活事業の会場に本社を提供するようになり、確実に地域での存在感が高まっている。
社内的にも社員にとっての自社のブランド価値を高め、ブランドビジョンを共有するインナーブランディングを図るため、社員が一丸となってひとつの目標に向かってイベントを成功させようと企画することが愛社精神にもつながる重要なテーマになっている。イベント当日は、社員が100人規模で運営あたる。
担当者は「地域の企業からもたくさんの協賛をいただいた。夏フェスの形で地域の人に楽しんでもらえるイベントになれば」と成功を願い、地域の人たちの来場を待っている。
来場者千人が目標。当日は同社から車で数分の燕市役所駐車場を臨時駐車場に借り、両者の間でシャトルバスを運行して来場者をピストン輸送する。問い合わせは運営事務局(電話:0120-337-455・平日9-17時)へ。本社住所は「燕市吉田西太田2084-2」。