9月25日に燕市分水地内野道の駅国上と酒呑童子神社で行われる第12回越後くがみ山酒呑童子行列に向けて、高校生のアイデアで若者にもアピールするイベントに育てていこうと2日、高校生企画会議が開かれた。
高校生企画会議のメンバーは、燕市内の吉田高校、分水高校、燕中等教育学校の3校から参加者を募り、燕中等教育学校の中学3年にあたる生徒も含む高校1、2年生が中心の26人。2日はメンバーの初顔合わせでもあり、うち16人が参加した。
まず、メンバーをPR、企画、演出の3つに班分けし、PR班は児童館での事前に燕市内の児童館を回って行うPRイベントのお内容を考え、企画班は酒呑童子行列を盛り上げる趣向などを検討。演出班は毎年、来場者に行っているフェースペイントのメークのデザインを考案した。
酒呑童子行列は、燕市分水地区の砂子塚で生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子」をモチーフに毎年行われている。分水地区のイベントの色合いが濃く、全市的なイベントに広げていくことや若者の参加を増やしてより大勢の来場者を集めるのが課題。その救世主として高校生のアイデアやエネルギーをイベントに注入しようと、昨年から高校生による企画会議を開いている。
昨年は高校生のアイデアで、それまでのフェースペイントに加えてフェースシールを作成し、児童館に掲示する酒呑童子行列をPRする新聞を作った。ことしの酒呑童子行列の参加者用に作成した手ぬぐいや風船のイベントも昨年、生まれたアイデアを実現させる。会議はこの1回だけで、8月下旬から毎週のように土曜に行うPRイベントに高校生からも参加してもらう。