第12回三条夏まつり中日の6日は、大花火大会が開かれ、昨年と同じく約10万人(主催者発表)の見物客が、三条の夜空を彩る大輪の花火を楽しんだ。
ことしも旧三条競馬場堤外地を打ち上げ場所に、信濃川をはさんでその対岸の六ノ町河川緑地と三条市防災ステーションの土手の一部をメーンの観覧場所にし、午後7時半に打ち上げ開始した。
番外の「市民の花火」、スターマイン31組、50連発を含む尺玉183発をはじめ、最後を彩る「市民の花火」と瑞雲橋にかかり信濃川に降り注いだナイアガラ、三条商工会議所のスターマインのフィナーレまで、合併10周年を記念した昨年と同様の花火の協賛が寄せられ、一昨年より30分延長した2時間に渡り、次々と打ち上がる花火が夜空を彩った。
朝から雨の心配のない、花火日和。この日、三条の日中の最高気温は33.4度の猛暑だったが、午後7時には26.6度まで下がってぐっと過ごしやすくなった。
六ノ町河川緑地は、堤防の上にもびっしりと人で埋まった。シートを敷いて陣取り、ビールやつまみをしっかり用意して宴会しながら花火見物するグループもあれば、寝転んで夜空を仰いで花火を独り占めする人、カメラやビデオで撮影する人と、思い思いに花火大会を楽しんでいた。
浴衣姿の3人組の女性は、スマホのカメラで花火を撮影しながら「わ〜すごい、めっちゃ近くない」、「うわ〜でかいね」と歓声を上げていた。スターマインなどが終わるたびに観客から自然と拍手が起こっていた。
いつもは本部席のテントの下、パイプいすに座って見物している国定勇人市長は、ことしは途中から斜面に敷いたブルーシートの上に席を移し、家族と一緒にあおむけになっていわば“三条スタイル”でゆったりと花火を満喫していた。