7日から10日までの3泊4日で弥彦村からモンゴル国トゥブ県エルデネ村へ派遣する村立弥彦中学校生徒6人を含む訪問団の結団式が6日、弥彦村役場で行われた。
訪問団は小林豊彦村長を団長に堀隆行弥彦中学校校長、、小林保夫村総務課長、それに弥彦中の1年生から3年生までの男子2人、女子4人の計9人。7日早朝に出発し、夜遅くに首都ウランバートルから東へ約70キロに位置するエルデネ村に到着する。
8日はエルデネ村の観光名所であるチンギスハーン像の見学、地元の子どもたちとの交流して中学生は木遣りを披露。乗馬体験や遊牧民宅への訪問で遊牧民生活を体験し、ゲルキャンプに宿泊する。
9日はエルデネ村役場を表敬訪問し、友好都市協定を締結したあとはウランバートルへ移動し、見学してホテルに泊まり、10日は再び1日かけて帰国する。
結団式には派遣中学生とその保護者も出席し、派遣中学生はひとりずつ決意表明を行った。3年狩野駿斗君は「自分が中学校で習ってきた英語を生かすチャンスと思って自分の英語がどこまで通用するのか楽しみ」、同竹之内めいさんは「自旅行を楽しんで弥彦中の代表としてあいさつを頑張ってみんなにモンゴルについて教えられるようにしたい」、同松本泰弦君は「帰ったらできるだけ多くの弥彦村の人たちにモンゴルの良さを知らせられるようにしたい」。
2年安達夕里菜さんは「時間があったら日本の文化として折り紙やあやとりを一緒にやって日本の文化を伝えられたらいい」、同渡辺望華さんは「この4日間は貴重な体験だと思うので、自分にとってプラスになる行動を心がけ、正しい知識と楽しい思い出をつくってきたい」、1年小野実夏子さんは乗馬とゲルの生活の体験が楽しみで「弥彦とモンゴルの仲が今よりもよくなるといい」とそれぞれ話した。
弥彦村は昨年8月に弥彦神社の相撲場開きに横綱日馬富士の土俵入りを行ったのをきっかけに、モンゴルとの交流を深めており、ことし4月には弥彦モンゴル友好協会を設立。今回の訪問は友好都市協定の締結と中学生とモンゴルの子どもたちの交流の2つが大きな目的だ。
中学生の参加を募ったところ20人の応募があり、面談で選考して訪問する6人を決めた。2年生の安達さんと渡辺さんは友だちで、渡辺さんは「言葉が通じない国での生活は初めてなので楽しみ」と積極的。ふたりとも飛行機も初めて「少し怖いかも」と言いながら笑い合って今からウキウキだった。