県央地域体育協会連絡協議会は6、7日の2日間、三条パール金属スタジアムで第22回県央地域選抜少年野球大会を開き、県央地域5市町村から小学生の9チームが参加して熱戦を繰り広げた結果、燕市の「吉小キッズ」が優勝した。
県央地域の野球技術の向上と交流を図ろうと毎年、開いている大会で、22回目。県央地域少年野球の甲子園とも呼ばれ、電光掲示板に選手名を掲示し、ウグイス嬢が選手名をアナウンスしてくれる。
現在の構成市町村は三条、燕、加茂、田上、弥彦の5市町村だが、市町村合併前の枠配分にならい、ことしも三条と燕から3チームずつ、加茂、田上、弥彦から1チームずつの計9チームが出場。初日6日に予選5試合、7日に準決勝、決勝を行った。
試合はトーナメントで7回戦か1時間30分、決勝は1時間40分を超えて新しいイニングに入らない時間制限試合。同点の場合はエキストライニング方式を採用し、3回以降10点差、5回以降7点差でコールドゲーム、決勝戦はコールドゲーム無しで行った。
初日の最高気温は33.4度、2日目は35.5度の猛暑で、試合が終わるたびにグラウンドに水をまいても、すぐに蒸発した。痛いくらいの日差しのなかでも選手らはきびきびと体を動かし、砂ぼこりを上げ、ユニフォームを真っ黒にして熱戦を繰り広げた。
決勝はいずれも燕市の燕南野球スポーツ少年団と吉小キッズが対戦し、吉小キッズが11対1と圧勝して優勝を決めた。3位は弥彦ザ・ジェイと燕西小野球スポーツ少年団。最優秀選手賞は竹野聖智選手(吉小)、優秀選手賞は星野耕輝選手(燕南)が選ばれた。