県内有数の果樹産地、三条市大島地区の生産物を集出荷するJAにいがた南蒲大島選果場=三条市代官島=は8日、昨年より3日、例年より1週間ほど早く、機械選果でのナシの出荷を開始。秋から暮れの洋ナシ「ル レクチエ」まで続く三条産ナシの出荷がスタートした。
この日、出荷を開始したトップバッターは、和梨の「幸水」(こうすい)。ことしは春先からの天候が良く、糖度、食味ともに良好。同選果場には、生産者が持ち込んだナシは、次々と選果機にかけられて糖度や大きさなどをチェックされて次々と箱詰めされていった。
初日は10キロ入りで700ケースを出荷。トラックに積み込まれた「幸水」は、県内4つのの市場と県外は北海道・札幌と名古屋の市場に届けられる。
「幸水」のあとは、「豊水」、「二十世紀」、「あきづき」、「新高」(にいたか)、「新興(しんこう)」と和ナシが続き、12月の洋ナシ「ル レクチエ」まで出荷は続く。
ケースにぎっしりの幸水