東京六大学野球のうち慶応、明治、立教の3大学と在京の東洋大などによる二軍選手を中心とした育成試合「第2回大学野球サマーリーグ」が11日から13日までの3日間、三条パール金属スタジアムで行われて熱戦を繰り広げている。
2年生を中心としたいわば二軍、次世代主力選手による教育リーグ。4大学で3日間で総当たり戦を行っているほか、慶応だけはそのほかに11日のオープニングゲームで新潟医療福祉大と対戦、12日にも長岡大手高と練習試合を行う。
11日は三条野球連盟の高坂登志郎会長が始球式を行って試合開始。新潟医療福祉大はこの秋のドラフト1位候補とも言われる左腕、笠原祥太郎選手が先発し、3回を無安打で抑え、慶応打線を封じた。
また東洋大には、2014年に日本文理が甲子園ベスト4になったときの主将、池田貴将選手をはじめ、日本文理出身の川口達朗選手、星兼太選手の3選手が出場しているのも野球ファンには興味深い。
11日の三条は、最高気温は30.1度。ぎらぎらと日差しが照りつけ、グラウンドに散水してもみるみる乾いて土ぼこりが上がり、猛暑のなかで文字通りの熱戦を繰り広げていた。
また、三条市の少年野球チーム「三条シニア」や新潟産業大学附属高校野球部も観戦。「やっぱり全然、違う」と大学生のレベルの高い試合から何かを学ぼうと目を輝かせていた。
12日は午前9時から入場無料で慶応対長岡大手高の練習試合のあと、正午から慶応対立教、午後3時から明治対東洋、13日は午前9時から明治対立教、正午から慶応対東洋、午後3時から明治対慶応の対戦が行われる。入場料は1日につき内野席1,000円、外野席500円、高校生以下は無料。会場では各大学のグッズ販売や飲食の販売もある。問い合わせは同スタジアム(電話:0256-32-8911)へ。