第31回越後加茂川夏祭りがことしも14日、加茂市の市街地を流れる加茂川河川敷で開かれ、雨の心配のない空模様の下、昼のイベントから夜の大花火大会まで大勢の人出でにぎわった。
加茂市の中心地を流れる加茂川に架かる諏訪橋と栄橋の間の河川敷が会場。上流と下流に1本ずつ、川に砂利を入れて両岸を結ぶ仮橋を架けて、この日だけ両岸を周回できる特設会場が恒例。
午後1時に幕を開け、ウキウキ桃釣り大会、ユンボキャッチャー、よさこいソーラン、灯ろう流し、加茂川コンサート、縁日広場、夜の部の大盆踊り大会、大花火大会など盛りだくさんのイベントを行った。
関係者によると、雨の心配がなかったことしは昨年より来場者は多いのではと話しており、毎回人気のウキウキ桃釣り大会の参加者は、例年の倍以上の520人が参加し、加茂川をぷかぷか流れる発泡スチロール製の果物を釣り上げた。
夜の部は午後7時10分に開式セレモニーを行い、越後加茂川夏祭り実行委員会実行委員長の太田明加茂商工会議所会頭、小池清彦加茂市長があいさつし、大盆踊り大会がスタート。
揃いの浴衣やはっぴなどで参加した13団体460人余りが、両岸の河川敷を結ぶ輪踊りで『加茂松坂』を踊り流した。
川風のおかげで河川敷で見物する観客は、うちわもいらない涼しさで、知り合いを見つけて手を振る人や、シートを敷いてビールにエダマメを味わう人など、それぞれの夏祭りをのんびりと楽しんでいた。