東京六大学野球のうち慶応、明治、立教の3大学と在京の東洋大などが参加して13日まで3日間、三条パール金属スタジアムで二軍選手を中心とした育成試合「第2回大学野球サマーリーグ」が行われた。参加校が増えて規模が大きくなったのは好評で、“ラグビーの菅平”のように大学野球の合宿の聖地にと期待が膨らんだ。
六大学野球部の2年生を中心としたいわば二軍、次世代主力選手による教育リーグ。4大学で総当たり戦を行ったほか、慶応だけは新潟医療福祉大とも対戦、長岡大手高との練習試合も行った。
初めて行った昨年は慶応、明治の2大学の参加だったが、ことしは倍増し、日程も昨年の2日間から3日間に増やした。
昨年、サマーリーグの実現に向けて、慶応野球部OBでもある拓殖大商学部准教授の松橋崇史さんが尽力した。2013年度から慶応大SFC研究所の一員として三条パール金属スタジアムで「スポーツ施設とまちづくりに関する共同研究」を行うなかでサマーリーグ開催の話が持ち上がり、実現に向けて奔走した。
2年目のことしは、参加大学が増えて試合数も大幅に増えた。とくに3日で5試合を行った慶応は、試合が多くて負担がかかり、迷惑なのではと心配もしたが、実際は正反対。逆に慶応以外の大学からもっと試合をしたいという要望があった。
松橋さんの話では、選手からも監督からも好評だったと言い、とくに慶応は3日で5試合を行い、「本当に成長して、きょう(最終日)の2試合はすごく良かったので、来年も引き続きやろうということで全会一致で話がまとまった」と喜んだ。
サマーリーグでも明治の指揮をとった善波達也監督は、数多くのラグビーチームが合宿する長野県上田市の菅平高原のように、もっと参加大学や会場を増やして、たくさん試合をやりたいと話していたと言う。全試合結果は次の通り。
11日 | 慶応大 |
0-4 |
医療福祉大 |
立教大 |
1-1 |
東洋大 | |
12日 | 慶応大 |
6-1 |
長岡大手高 |
慶応大 |
6-0 |
立教大 | |
明治大 |
0-1 |
東洋大 | |
13日 | 明治大 |
2-5 |
立教大 |
慶応大 |
2-1 |
東洋大 | |
明治大 |
0-0 |
慶応大 |