三条市大野畑、済生会三条病院は11日、助産師が講師となって高校生など20歳前後の女性を対象にした健康教室「人生を変える★ガールズアクション」を開き、参加した12人が、女性の健康を一生サポートする職業「助産師」などから、女性の身体やライフプランなど素敵な女性として成長していくための話を聴いた。
毎年、女子高校生を中心に募集して夏休みに開き、3回目。今回は、高校生から20歳代の12人が参加。講師陣は同病院の助産師、管理栄養士、薬剤師の女性9人。
内容は「女性の特権 素敵なホルモンのしくみ〜月経周期について・月経困難症の対応について」、「ライフプランと女性の健康〜自分の将来について考えたことはありますか?」、「大切にしたい・守っていきたい女性の健康と身体〜望まない妊娠と性感染症の予防について」、「産婦人科ってこんなところ〜産婦人科外来と産婦人科病棟の紹介 気軽に相談・受診♪」の4項目について、それぞれを担当する講師が企画を練り、約2時間の教室を行った。
「助産師」、「栄養管理士」、「薬剤師」とそれぞれの講師は、自分たちの仕事について紹介してから、女性と男性の体の中を説明する布製の人形など、手作りの教材を登場させたりして工夫した。
女性としての健康な一生を送れるように、「どんな女性になりたいですか?」、「カワイイのためには健康な身体が大切」と問いかけながら、自分のBMI値を計算してもらい、将来の出産にも影響を及ぼすことで「なぜ痩せすぎがよくないのか」、バランスのいい食事の大切さなども順に話した。
また、外来や病棟に移動して行った産婦人科の紹介では、妊婦さんや生まれて1週間の赤ちゃん、5カ月の赤ちゃんともふれあい、座学では緊張気味だった参加者も自然と笑顔がこぼれていた。