25日昼前、三条市下田地区で同じ水道工事に関連するトラックと交通誘導員がぶつかって交通誘導員が死亡する事故があった。
三条署の発表では、午前10時9分ころ、三条市荒沢地内の国道289号上の市道と交わる丁字路交差点で、三条市月岡1、会社員多田健人さん(20)運転の2トントラックと同所付近の工事現場で交通整理をしていた交通誘導員の三条市西四日町3、会社員岩崎秀作さん(61)とぶつかった。
岩崎さんは三条市内の病院に運ばれたが、午前11時27分、肺血気胸などで死亡が確認された。
国道289号と荒沢保育所前の市道が接続する丁字路。国道から荒沢保育所方向へ入って15メートルほどの市道で水道工事が行われていた。
施工業者で働く多田さんは、パワーショベルではがしたアスファルトをトラックに載せるため、市道の国道289号に近い方にトラックを止めたが、逆方向にトラックを止めた方が作業しやすいということで、いったん市道から左折して国道289号に出てUターンして戻ろうとした。
一方、岩崎さんは工事に伴って片側交互通行にしていた国道289号で交通整理を行っており、トラックが左折して国道289号に出ようとしたところで巻き込まれてトラックにひかれた。詳しい事故原因は捜査中。