キックボクシングを学ぶ燕市の女性2人のペアが全日本丸太早切選手権大会で日本一 (2016.8.25)

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格闘技を中心とした総合型スポーツ道場「SPORTS DOJO KAGAYAKI」(伊達皇輝代表・燕市吉田法花堂)でキックボクシングを学ぶ燕市に住む自営業蓑口めぐみさん(23)と専門学校3年白倉みのりさん(20)は16日、長岡市みしま体育館で開かれた第25回全日本丸太早切選手権大会の女性の部に「輝(かがやき)ビューティーズ」として出場して優勝、日本一に輝いた。

第25回全日本丸太早切選手権大会で日本一になった白倉さん(左)と蓑口さん
第25回全日本丸太早切選手権大会で日本一になった白倉さん(左)と蓑口さん

会場の三島地域は面積の約6割が森林で、多くのスギが育っている。江戸時代からの伝統である脇野町鋸(わきのまちのこぎり)という特産があり、この2つを組み合わせて毎年8月16日の三島まつりにあわせて全日本丸太早切選手権大会が開かれている。

2人1組で丸太を切る早さを競うもので、両挽きのこぎりを使い、丸太の両側から2人で力を合わせて、押したり引いたりして切り落とす。ことしは一般90、女性36、小学生60の3部門合わせて186チームが参加した。

女性の部はまずタイムで8組にしぼり、さらに4組、2組としぼり、最後の決勝は用意ドンで2組が同時にスタートして早切りを競った。直径約30センチの丸太を切るのに女性の早いチームで1分15秒ほどかかる。

全日本丸太早切選手権大会で丸太を切る蓑口さん(左)と白倉さん
全日本丸太早切選手権大会で丸太を切る蓑口さん(左)と白倉さん

ほかのチームは競技を重ねるうちに体力を奪われてタイムを落としたが、輝ビューティーズは体を鍛えて持久力があったのも勝因。決勝では、輝ビューティーズが残り4分の1くらいの時点で対戦相手のA☆Lは半分ほど。余裕をもって優勝を決め、コメ1俵、地酒1升瓶15本、みそ20kgなど超豪華な賞品をゲットした。

今回、「SPORTS DOJO KAGAYAKI」から部門別で小学生1、女性2、一般2の計5チームが出場し、輝ビューティーズ以外はすべて1回戦で敗退した。

輝ビューティーズの蓑口さんは「SPORTS DOJO KAGAYAKI」に通って3年2カ月で、この大会には違う人とペアを組んで昨年初めて出場。昨年は2回戦敗退だった。白倉さんは通い始めて約4カ月で、蓑口さんとペアを組んで初めて出場した。

 切った丸太の前で日本一のポーズ
切った丸太の前で日本一のポーズ

三島地域ではマラソン大会も開かれており、長岡市のキックボクシングジムも多く出場していることもあり、昨年から「SPORTS DOJO KAGAYAKI」でもイベントに参加するような気分で出場するようになり、その流れで夏の全日本丸太早切選手権大会にも出場するようになった。

蓑口さんは「日本一という感覚がぴんと来ない。うれしいより驚きの方が大きい」、白倉さんは「部活動でカヌーをやっていたけど、ずっと県大会で2位だったので、競技は違っても日本一になれたことがうれしい」とにっこり。「来年も出られたら出ます」、「できればまたやってみたい」とふたりは来年の大会も楽しみにしている。

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