三条市下田地区のしただふるさと祭り実行委員会(会長・鳶田眞六下田商工会会長)は27日、「しただふるさと祭り〜雨生(まおい)の大蛇祭〜」を開き、ことしも下田大橋下の五十嵐川河川公園でのイベントや雨生の大蛇祭、花火大会を行う。
雨生の大蛇祭は、吉ヶ平の雨生ケ池に住む大蛇が雨や日照りをつかさどったという伝説をもとに1998年から行っている。モミの木で作られた大蛇の頭部にカヤやよしずで巻いた胴体をつないだ全長約40メートルの大蛇を、ことしは約150人の若者が担いで練り歩く。
午前8時20分に八木神社(三条市北五百川)で出発式を行い、大蛇の背中に笠堀姫を乗せて、9時から八木前を行列行進。10時50分から11時50分までは、いい湯らていで行列行進。午後1時半から初めて駒込地内で行列行進を行い、午後5時にメーン会場の五十嵐川河川公園に入場して行列行進し、午後6時に昇天の舞を行い、大蛇の胴体部分に火をつけて燃やし、天に帰ってもらう。
河川公園でのイベントは、午前10時半に開会式を行ってスタート。特設ステージでは、園児の遊戯、下田中学校吹奏楽部演奏会、奈々ライブなど音楽やダンスのステージなどが午後5時まで行われる。途中、午後1時から2時半までは石を投げて飛距離を競う「五十嵐小文治石投げ全国大会」を開催。参加の受け付けは正午から行う。
このほか、午前10時45分から午後8時まで、地域の団体9店と福島県只見町の2店の計11店の模擬店がオープンし、かき氷や焼きそば、うどん、生ビール、カレー、から揚げなどを販売。ことしは、地域おこし協力隊も参加して、下田産のコメと麹で作った「甘酒カクテル」も登場する。
凧揚げ会場では、先着50人に小凧をプレゼント。毎回、人気のニジマスのつかみどりは、午前10時45分から午後0時半ころまで4回、年齢別に分けて開催され、採った魚をその場で塩焼きにして食べることもできる。
夜は、午後6時15分からよさこいソーラン、7時15分から盆太鼓共演・盆踊り。花火大会は、午後8時15分から9時ころまでで、計77組の花火が打ち上げる。下田大橋に架かるナイアガラがフィナーレを飾り、三条市内3地区の夏まつりを締めくくる。
雨降りの場合、その状況によっては大蛇行進以外は中止し、花火は順延する。