ことし4月に東京都・アーク森ビルにオープンした米国発の会員制DIY工房「TechShop(テックショップ)」で燕市は26日、会員を対象に燕市の金属加工を体験してもらうワークショップを行う。
ワークショップは「伝統のカトラリー(フォーク)作製ワークショップ」と「ステンレス鏡面仕上げのビアタンブラーワークショップ」のふたつ。いずれも午後6時半からと7時45分からの2回行い、各回定員8人、約1時間のワークショップ。
それぞれ燕市産業史料館学芸員による燕産地の紹介のあと、フォーク作製はフォーク全体のライン形成(プレス作業)、手磨による研磨作業を行い、ビアタンブラーは鏡面仕上げ体験、カップ底面への名入れ加工、レーザーカッターで木製コースターの作製を行う。ワークショップ後は会員を対象に参加自由のホットドッグパーティーも開く。
TeckShopは、工作機器をそろえて誰もがアイデアを形にできるクリエイティビティーの場で、金属加工、溶接、木工、樹脂加工、テキスタイルなどさまざまな加工ができる。
燕市ではそうした「メーカーズ」とも呼ばれる個人でものづくりに挑む人たちをはじめ、ものづくりに感度の高い人たちに燕市の産業や技術を知ってもらおうと初めて行う。