三条エコノミークラブ(久保克幸会長・106人)は26日、三条ロイヤルホテルで2016年度8月臨時総会を開き、2017年度の会長に現監査役の矢島直樹さん(37)=三条市西本成寺1、陽光電気株式会社三条営業所=を決めた。
75人が出席し、次年度会長に久保会長が矢島さんを推薦し、全員の拍手で第52代会長に承認した。矢島さんは、1978年生まれで三条市立第一中学校、県立巻工業高校、日本電子専門学校を卒業。98年に株式会社花森入社し、2004年に陽光電気株式会社に入社した。
同クラブには、2006年入会。2012年、13年、15年と副会長を3回、14年と16年の2回監査役を歴任。昨年2016年は若衆会会長も務めた。会長の任期は、翌2017年1月1日から12月31日までの1年間。
この日、矢島さんは会社の事情で出席できなかったが、事前に撮影したビデオメッセージであいさつした。「来年、掲げる資質向上のためのやるべきことは人を巻き込むこと、引きつける力を養っていく1年にしたい」、「志をもって行動を起こし、その先に人を巻き込む、人を引き付けていく、これができたときにきっと達成感以上の何かを得ることができる」と言い切り、副会長だった2年前の三条祭り若衆会の経験からの思いを話した。
やりたいことの理由を突き詰めて出た答が志であり、それに対してどういう形になりたいのか明確なビジョンをもつことが信念をもつこと。それを達成させるためにひたすら努力すること。それを積み重ねることで不安から自信に変わる。
この時にどれだけ多くの人を巻き込めるのか、どれだけ多くの人を引き付けることができるのかが重要で、達成したときに、本当に達成感以上のものが味わる。ことし多くのグループ例会で活動方針であげられている仲間をつくること、切磋琢磨すること。すべてにおいて必要なのは人を信頼することで、「これは自信をもって言る。なぜなら僕は5月にこれを経験した」。
若衆会会長として三条祭りを運営し、「われわれ若衆会は、(矢島さんが副会長だった)2年前は地獄を見ました」。エコノミークラブから会長をだしたこの年、会として盛り上げなくてはいけないなか、(エコノミークラブでは)過去最低の参加人数で、担当していた第二御輿を会員だけで担ぐことができなかったと言い、「2年後、必ずこの第二御輿をエコノミークラブだけで持つ」という強い思いでこの2年間、できる限りのことを頑張った。
結果、ことしは同クラブ最高の70人を超える会員に参加してもらうことができた。矢島さんは、参加人数を聞いて「当日の不安はまったくなくなった。70名の会員が背中を押してくれ、これが自信と覚悟につながった」。さらに、その会員のおかげて本当に楽しい気持ちで当日を迎えることができた。
祭りを終わって真っ先に「2年後の会長にこの気持ちを味わってほしい。できるなら、僕がこの5月に味わった気持ちを、より多くの会員に味わってほしい」と思った。
「人をどれだけ巻き込めるか、引きつけられるかというのは、自分がやりたいという信念と覚悟と自信がないと絶対にできない。でもできたときに、ただの達成感じゃない言葉では表現できないくらいの気持ちと、おれは成長しているということが自信をもって言えるようになる」、「それができたとき、できた会員が多いほど、きっと会としての絆がより強固になって、60周年、100周年と絶対、大丈夫だって言えると思う」と話した。