大相撲伊勢ヶ浜部屋の夏合宿が行われている弥彦村で28日、相撲好きの女子「スー女」と若手力士の婚活パーティー風の交流が行われた。スー女の急増で相撲ファン同士の婚活パーティーも行われているようだが、本物の力士が参加するのは珍しい。
参加した若手力士は19歳から30歳までの6人。スー女は一般公募し、申し込みのあった弥彦村、新潟市、加茂市の7人と当日飛び込み参加2人で、23歳から54歳までの9人が参加した。
弥彦温泉街の「レストラン ヴァイス」に集合。力士が順番に自己紹介を行ったあと、スー女と一緒にオリジナルエコちょうちんづくりを行い、それを持って2万本を超す竹あかりがともる「笑顔の竹あかり in 弥彦」の会場の弥彦公園前駐車場までナイトウオークし、会場で自由に過ごして解散した。
浴衣姿で参加したスー女は、テーブルで力士と向き合い、婚活パーティー風のやや緊張ムード。力士は気さくで、自己紹介する力士を先輩がちゃかしたり、特技の歌やラップを披露したりと、力士のオープンなノリで和やかな雰囲気になった。彼女がいることを正直に話す力士もいて、それほど“ガチ”ではない。
オリジナルエコちょうちんづくりは、紙に好きなものを描く作業。文字や絵を描き、力士の似顔絵を描くイラストが得意なスー女もいて盛り上がり、話が止まらないほど会話が弾んだ。竹あかり会場では記念写真も撮り、力士のリードで露店で買った食べ物を一緒に味わい、すっかり打ち解けていた。
相撲が好きになって大相撲も見に行くようになって加茂市から友だち参加した女性は「こんは機会はめったいにないと思って参加した。細かなところまで話してくれて大変な仕事だと思った」とあこがれの力士と直接、ふれることができて目をきらきらさせていた。
弥彦村内の会社に務める同僚3人は「すごくおもしろかった」、「あまりしゃべらないのかと思ったら、話してみてイメージが変わった」、「エスコートが上手だった」、「肉食系で頼もしいところも良かった」と力士の魅力にひかれており、大好評だった。