三条市大野畑、済生会三条病院で2日から15日まで大原明子作品展が開かれており、燕市の絵画サークル「すみれ会」会員の燕市中央通り4、大原明子さん(66)の作品7点を展示している。
大原さんは10年ほど前に友人と絵の展覧会を見に行ったのがきっかけに絵筆をとるようになった。友人の勧めで燕市の大滝ちい子さんがボランティアで指導している「すみれ会」に入会した。
「すみれ会」は、燕市の藤の曲公民館で毎月第2水曜日の午後に開いており、新潟二科会同人の大滝ちい子さん=燕市中央通り5=がボランティアで指導を引き受けている。
始めたばかりのころは、写実は自分には難しいと思っていが、大滝先生から「自分の好きなように描いていいですよ」とアドバイスをもらい、現在の抽象画的な作品を描くようになった。
「描いているときは、勝手に手が動いていく。何も考えないので楽しい」と、大原さん。鉛筆で下絵を描いたり 、サインペンなどで色をつけたりするという作品は、柔らかな線で描かれ、赤や青、ピンク色や水色、茶色など原色や淡い色、明るい色や暗い色など、さまざまな色が使われているが、優しい色合いとタッチで、見る人を和ませるような雰囲気だ。
展示場所は、外来1階のアートギャラリー。毎月1日から15日は、大滝ちい子さんが指導している「すみれ会」などの会員の作品を順番に展示している。