三条まちなか交流広場「ステージえんがわ」を中心に中央市場と三条鍛冶道場を会場に4日、三条マルシェが開かれ、三条で最高気温35.6度の猛暑日に見舞われたものの1万2千人(主催者発表)が来場した。
「ステージえんがわ」周辺で開かれた猛暑の三条マルシェ
飲食や物販など46店舗が出店。越後よさこいのステージのほか、マルシェ部プレゼンツ「お孫さんとあそぼっ!」をはじめ、もりだくさんのイベントが行われた。
例年、8月の三条マルシェは猛暑で来場者が少なく、熱中症の危険もあったことから、ことしは8月は三条マルシェを休んだ。しかしせっかく8月を休んだのに、この日は真夏同然の猛暑。とくに午後からの出足はぱったりで、それでも昨年8月の三条マルシェの8,500人の1.5倍近い来場者があった。
ふだんからステージえんがわは市民が立ち止まって過ごす場所。そこで「お孫さんとあそぼっ!」と題して人気キャラクターの折り紙、輪ゴムを使った手品、新聞紙で作る遊び道具、東京からベーゴマの達人の来場など参加型のイベントも行ったので来場者の滞留時間が長く、来場者数以上のにぎわいだった。
ベーゴマの達人は東京都足立区のベーゴマ普及協会から会長の有澤次男さん(70)をはじめ達人と指導員10人が訪れた。ベーゴマ普及協会はお年寄りの孤独死や子どもたちのひきこもりをなくすためにも、家の外へどうにか引っ張り出そうと3年前に発足した。
足立区がおとなや子どもの居場所づくりとして、公園を自由に使って子どもたちに教えてほしいとサポートしている。会場では子どもよりも年配の人がベーゴマに熱中し、にいがた県央マイスターの研磨職人、昭和22年生まれの高橋薫さんも炎天下でベーゴマ普及協会と一緒にベーゴマを回して競っていた。
生歌にあわせたよさこい踊りの披露、国定勇人市長がオープンマイクのバンド演奏でギターを担当、三条果樹専門家集団のブースで三条市のカービング作家、伊丹ひろこさんがスイカのカービング実演、三条商業高校が民間業者とタイアップしてひつまぶし風チャーシュー丼やロールケーキの販売を行うなど、見どころ満載だった。