三条市では、10月25日から来年2月24日まで下田地域に働くための学び舎「しただ塾」観光業従事者養成科4カ月コースを開講するので、塾生を募集している。
インバウンド需要が高まる中、観光関連サービス業への就職や地域の観光資源を活かした起業などを目指す人に向けた滞在型職業訓練施設。地場産業の経営者の講話、企業見学を通じて、観光のあり方を学ぶ。
訓練は4カ月間で学科222時間、実技174時間、職場見学など36時間の計432時間。地場産業の経営者の講話や企業見学を通し?て、観光のあり方を学び、実際の旅館などて?の職場体験を通し?て接客、サーヒ?スの基礎を学んで観光業の事業所などでサーヒ?ス提供の基本か?て?きることを目指す。
訓練の対象はとくに制限がない。定員10人。塾生には下田地域の住宅を無料にて貸し出す。下田地域の地元の人たちが支援体制を構築しており、「オール下田体制」で塾生を応援。要件を満たすと月額10万円の職業訓練受講手当と通所手当が給付される。申し込みはハローワーク経由で行う。
三条市ではこれに先駆けて「プレしただ塾」とでもいえる事業を4月18日から7月21日まで行い、神奈川県横浜市の専門学校卒の若者2人が塾生となっている。移住、定住にもつなげたい考えもあり、今後は農業従事者やものづくりの従事者を要請するしただ塾の開設も検討している。
9月25日午後2時から東京都港区、青山社中株式会社で説明会を開き、入塾申し込みは10月3日まで受け付け。7日に三条市・旧荒沢小学校で選考を行い、17日に結果を通知する。問い合わせはNPO法人ソーシャルファームさんじょう(0256-64-8116)へ。