盲導犬の使用者が主体の「北海道盲導犬協会新潟県内ユーザーの会 in 三条」が、10日午後1時半から三条市総合福祉センターで開かれるのにあわせ、盲導犬への理解を深めてもらいたいと一般も対象にした講演、盲導犬ユーザーの話、キャンペーン犬とのふれあいなどを行うので来場を呼びかけている。
講演会は、午後1時半から40分ほどで、公益財団法人北海道盲導犬協会訓練士の松坂郁浩さん(36)を講師に「盲導犬との歩行はユーザーと共同作業」のテーマで聴く。
2時40分から「盲導犬ユーザーの話&キャンペーン犬とのふれあい」を行い、この日、参加する県内の盲導犬ユーザー12人に、盲導犬のこと、盲導犬との接し方、日常で困ってしまうこと、助けてほしいときのサインなど、盲導犬を大切なパートナーとして生活するユーザーの声を聞く。続いて三線のきよ里ミニライブを行い、一般向けの講演会などは4時に終わる。
同会は毎年、県内の会場を持ち回りで関係者の研修会を開いている。今回は、研修会場が三条市総合福祉センターで広い場所だったことと、盲導犬を連れた視覚障がい者の事故も起きていることなどから、より多くの人に盲導犬や視覚に障がいのある人のことについて知ってほしいと、会員の研修に加えて一般を対象にした内容を企画した。
10日は、会員12人と盲導犬12人が参加の予定で、一般向けの企画の後は、盲導犬歩行体験、ユーザー会員と参加ボランティアの座談会を行い、市内に宿泊。翌11日は、午前中に燕市産業資料館を訪れたあと、昼前に燕三条地場産業振興センター入口前で、盲導犬とともに30分ほど啓蒙活動を行う。
10日の講演などは、入場無料。また、視覚障がいのある人で、盲導犬に興味のある人は声をかけてもらえれば、歩行体験などもできる。