10日昼、燕市下粟生津地内で建築業者の建物1棟と住宅1棟の2棟が全焼する火事があった。この火事によるけが人はなかった。
午後0時27分ころパトロール中の警察官が火災を発見し、午後4時26分に火は消えた。出火した金子建築の木造平屋建ての事務所と作業小屋1棟が全焼し、さらに隣接する片岡喜久美さん方の木造2階建て住宅1棟が全焼した。
金子建築は西川の粟生津郵便局へ続く聖橋の下流。右岸の堤防道路、県道374号五千石巻新潟線の川側に面しており、近くに淨専寺がある。
出火当時、金子建築には人がいたらしい。近隣では長く不審火が続いているが、4月を最後に火災は発生していない。不審火は未明に人の住んでいない建物がねらわれることが多く、今回は不審火ではなさそうだ。
金子建築には建築資材が多くあったのか火の勢いが強く、不審火のいかんにかかわらず火災の恐怖に「ようやくひと安心していたいのに」と話す付近住民もいた。