燕市とつばめ若者会議は10日、燕市文化会館で「NGT48ライブinつばめ」を開き、競争率10倍を超す抽選に当たった600人を無料招待してお披露目から1周年を過ぎた新潟を拠点とするAKB48の姉妹グループ、NGT48のライブを満喫した。
つばめ若者会議の研究生と言える20歳代以下でつくる「燕(エン)ジョイ活動部」のメンバー10人があいさつを行ってオープニング。NGT48のTeam N?のメンバー16人のうちキャプテンで元AKB48の北原里英さんをはじめ10人が出演した。
オリジナルの「NGT48」や「Maxとき315号」をはじめ、AKB48の「会いたかった」や「ヘビーローテーション」、アンコールの最後はメンバーが客席の通路に入って「恋するフォーチュンクッキー」まで、途中で衣装替えも行って約50分のステージを披露した。
MCでは燕市の名物の燕三条系ラーメンや金属洋食器にもふれ、北原さんはラーメンチェーン店「らあめん花月嵐」が10月5日に発売する「燕三条系ラーメン旬香」のPR大使のような役割を果たすことも話した。
前説と司会は三条市下田地区出身で三条マルシェでもおなじみのお笑い芸人、関田将人さん。ライブ後はNGT48のメンバーのサイン入りの燕製品の金属タンブラーが当たる抽選会も行われた。
600人の無料招待に対し、6,198人の応募があり、競争率は実に10倍超。とはいえ無料なこともあり、空席もあった。来場者の大半が燕市民で、それほどNGT48のファンでなく、物珍しさで来場した人が目立った。
県外から訪れた熱心なファンは「騒いでも大丈夫かな…」と心配する人もいたが、ライブが始まるとサイリウムとも呼ばれるケミカルライトが揺れ、大きな声をそろえて声援を送るファンに引っ張られて会場は一体になって盛り上がった。
三条市から訪れた35歳男性は、NGT48のファンで、同世代の仲間数人と会場で合流。新潟市のNGT48劇場に何度も足を運んでおり、それと比べて「もうちょっと時間が長かったら良かったのに」と物足りなさそうだったが、そこは地元で無料で見られるということで納得。「三条市中央公民館でもやってほしい」と地元での再演に期待した。
20歳と高校1年生の娘と3人で訪れた50歳代の女性は「照明もすごかったし、みんなかわいかった」と感激。20歳の娘はNGT48研究生の大滝友梨亜さんと高校の同級生のこともあって親近感があり、「メンバーのなかでは年上なので心配してたけど、あか抜けてきれいになっている」と話していた。