10月6日から9日までの「燕三条 工場の祭典」にあわせて三条市上野原、中小企業大学校三条校(西祐喜雄校長)は、10月8日午前10時から同校で無料セミナー、続いて施設見学会を開く初めての地域交流イベントを行う。
無料セミナーは、株式会社総合教育研究所(新潟市中央区)の代表取締役で「幸援家」と称する石橋正利さんを講師に「笑顔の職場や家庭をつくるコミュニケーション術〜傾聴とアサーションの活用」のテーマで聴いてもらう。
石橋さんは過去に勤めた会社の業績至上主義の反省から人間学に興味をもち、人材育成、教育をライフワークに1987年、研究所を設立。三条校では開校当初から登壇している。
今回のセミナーではギクシャクした人間関係ではなく、出会えて良かったと思える人間関係がつくれるコミュニケーション術を体験できる。それぞれの違いを認め合い、率直、誠実で素直なコミュニケーションを取り入れることで、誰でも笑顔にあふれた職場や家庭が実現すると言う。1時間半のセミナーの最後は軽食付きの講師を交えた茶話会もある。
続いて午前11時半から正午まで施設見学会を開く。無料セミナーは事前に参加申し込みが必要だが、施設見学会は無料で当日、会場で参加者を受け付け、校内をガイド付きで案内する。
同校はことし、燕三条地域の工場をいっせいに公開する「燕三条 工場の祭典」にあわせ、工場の祭典に訪れた人に同校へ足を運んでもらうことにより、工場の祭典の盛り上げにも一役買えたらと、この企画を行うこととなった。
同校は中小企業と中小企業を支援する人のための研修施設で、多くの県内企業が受講しているのに加え、県外からの受講企業も多い。これまで以上により開かれた地元の人にも親しんでもらえる施設にしたいとの思いによる企画であり、今回はその第一歩となる。
セミナーは定員30人。参加したい人は9月30日までに申し込む。申し込みや問い合わせは同校(電話:0256-38-0775)へ。同校のサイトから申込書付きのちらしをPDFでダウンロードできる。