毎年恒例の三条市発の無料音楽フェスティバル「三条楽音祭(らくおんさい)」が11日、ことしも三条市・中浦ヒメサユリ森林公園で開かれ、午後から夜まで音楽にあふれた会場は主催者発表で3,300人もの来場者でにぎわった。
三条市下田地区の雄大な自然に包まれて、レゲエを中心に国内で活躍するアーティストが出演する野外フェス。ことしは5バンドが出演し、バンドの入れ替えも兼ねて次のバンドの出番までの間にDJをはさみ、ノンストップで音楽が会場を満たした。
県外を含む飲食や物販の出店、ことし初めてスケートボードエリアの設置やライブペイントもあり、これまで以上にパワーアップした。
この日の三条は最高気温27.5度の過ごしやすい陽気に恵まれた。例年、後半に向かってだんだん来場者が増えるが、ことしは早い時間に出演したバンドの集客が高く、シャトルバスがいっぱいになってバス乗り場で待つ来場者の積み残しが出るほどだった。
来場者は20代から30代が主流で、地元では見かけないファッションの人が目立ち、下田にいることを忘れてしまうような雰囲気。ステージ前にかぶりつきで浴びるように音を体で感じながら音楽を熱中する人もいれば、ライブ音楽をぜいたくなBGMに池のほとりに座って時間を忘れて友だちやカップルでのんびり過ごし、非日常な空間を楽しんでいた。