新潟の町を路地から楽しむ「路地連新潟」の初めての三条市でのまち歩き「三条の町・小路めぐり」が17日行われ、NHKの人気番組「ブラタモリ」で新潟の案内役も務めた代表メンバーの野内隆裕さん(48)とともに三条の小路を歩いた。
三条市、燕市をはじめ新潟市や新発田市から約20人が参加。JR北三条駅を発着点にそこから南西の旧三条町にあたる元町、八幡町、本町4・5・6丁目へ向かい、外山林作脇小路、古城町通り、銅谷小路、丸勘小路、警察小路などを小路を中心に午前10時から2時間、歩いた。
路地連新潟は新潟市が中心で、野内さんも三条の歴史の知識はほとんどないので、参加者に知っていることがあったら教えてほしいと求めてスタートした。
もっとも「歴史を追い求めるのではなく、三条のいい風景を味わおうというのがうちの会の趣旨」と野内さん。「ここにいい“く”の字の道がありますね〜」と地元の人のたちの日常には気にも留めないような風景に目を留め、オープンガーデンのようにしつらえて庭、人がすれ違うのもやっとの狭い小路、土蔵の多さなどに関心していた。
新発田市から参加した公務員高橋忠栄さん(55)は、新発田市に住む路地連新潟のメンバーが、新発田でも同じような取り組みをと2カ月ほど前に発足したばかりの路地連新発田のメンバー。燕三条まちあるきにも参加したことがあり、たびたび燕三条地域を訪れている。
「三条は意外と古い建物が残っている」と言い、「新発田市にも小路があるが、ここまで入り組んでいない。迷路みたいでおもしろかった。こんなときでないとここまで小路に入り込めないので、いい経験だった」と喜んだ。
このあと野内さんは午後から加茂市でのまち歩きにも参加。今度、三条市でまち歩きをすることがあれば、本寺小路から一ノ木戸など今回より東側を歩きたいと話していた。