燕三条プライドプロジェクトツーリズムグループは、この秋も10月1日から11月13日まで地元の住民や職人のナビゲートで歩く「燕三条ものづくりの心に出会う『まちあるき』」を行い、14コースを企画し、20日に受け付けを開始した。
春と秋の年2回行っており、今回で14回目。「ものづくりの心」を共通コンセプトに、燕三条エリアをめぐってその魅力を肌で感じ、発見してもらおうと、燕三条の魅力を伝えたいというナビゲーターたちが趣向を凝らしたコースを設定している。
今回のコースはジャンル別で「歴史に出会う」が7コース、「職人の技」と「美の追求」が2コース、「食の技」、「まちの彩り」、「まちあるきイベント」が1コースずつの計6ジャンル、14コース。
新設のコースは、「失われた水辺の物語〜昔の水路や標高差で燕の魅力再発見〜」と「西燕に息づく伝統と最先端のものづくり〜燕ならではの鎚目つけ体験から〜」の2つ。いずれも燕市観光協会が主催する。
「失われた水辺の物語」は、燕市中央公民館を集合場所に10月15日午前9時から正午まで行う。燕市産業史料館学芸員の斉藤優介さんをナビゲーターに90年前の古地図を元に燕市内の暗渠をめぐり、水辺の生活に思いをはせる。おすすめポイントは、水道の塔の「4mの標高差が生み出す壮大な水の物語」。越後平野の高台である燕の標高は約10mで、市街地にはいくつもの川が存在した。その多くの痕跡から燕の水辺の暮らしを探っていく。参加費は700円。
「吉田の街なかひと巡り〜歴史ある建築部を堪能しよう〜」は毎回、人気。今井家住宅(香林堂)の建物や吉田諏訪神社の彫刻など、燕市吉田地域の歴史をめぐる。初日20日にはすでに定員に達した。
「店主こだわりの『ラーメン探訪』」は、三条市内2つのカレーラーメン店を歩き、それぞれのラーメンを味わう。リピーターも多い「弥彦線の車窓」からは10月30日に実施。このほかもふだんは見逃している素敵な日常に出会える魅力的なコースを用意している。
申し込みや問い合わせは、燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」(電話:0256-34-7310・午前10時から午後5時まで)へ。公式サイトでは、各コースの詳しい内容や実施状況を確認でき、無料で会員登録すればいつでも申し込める。