燕市の仮設の青空マーケット「ツバメルシェ」が「秋分の日」の22日、燕市交通公園で開かれる。公園内にはスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」のアイテムがゲットできる「ポケストップ」があることから、ポケモンが出やすくなる「ルアーモジュール」を集客に活用。午前10時から午後4時までのツバメルシェ開催中、ずっとルアーモジュールを使うので、ゲーム愛好者の“ポケモントレーナー”の来場にも期待している。
ツバメルシェは、燕市内で行われるおいらん道中や200メートルいちび、このあとの25日の酒呑童子行列、10月2日の燕青空即会などのイベントにあわせて開かれ、会場で飲食や物販のブースが出店してにぎわいづくりに一役買っている。
燕市交通公園での1年で唯一、ツバメルシェが主体となったイベントで、ことしで3回目。初めて「ポケモンGO」を集客に活用する。公園内にはモンスターボールなどのアイテムを入手できる「ポケストップ」が近接して「あずまや」、「燕市交通公園」、「百獣の王」の3カ所あり、公園奥の「あずまや」にはトレーナーレベルを上げられるジムもある。ポケモンGOで遊ぶには絶好のスポットだ。
その3つのスポットのうち「あずまや」でルアーモジュールを休みなく使うもの。なんなら、ほかのスポットで愛好者がルアーモジュールを使ってくれればさらにポケモンの出現確率が増え、ポケモン取り放題になる。
この夏、ポケモンGOがリリースされてから各地の商店街でポケモンGOを集客に生かしたイベントが行われて集客に成功している。ツバメルシェもそれにのる形で、とくにツバメルシェはもちろん地元のイベントに参加が少ない中学生から20歳代の集客につながることが期待される。
今回の出店は、昨年より7店舗多い30店舗で、飲食や食品が14店舗、物販やPRが16店舗の内訳。飲食や食品は軽食、菓子、ソフトドリンク、豆腐製品、物販やPRは金属製品、ハンドメード、キャンドル、子ども雑貨や子ども服、イラスト、化粧品、整体などがある。
ツバメルシェが用意するイベントは手作りおもちゃのワークショップとスタンプラリー。ワークショップはペットボトルで作る空気銃やプララッパ、牛乳パックで作るカプカプワニさん。段ボール箱の空気砲も置いておき、スモークマシンで煙を入れて空気砲や空気銃の威力を視覚化して楽しんでもらうもので、子どもたちの興味を引くこと請け合いだ。
スタンプラリーは午前10時からと午後1時からの2回、それぞれ2時間ずつ行い、交通公園の地図を頼りに5カ所に設置するスタンプを全部押した人に景品の菓子をプレゼントする。
さらに交通公園を管理するグリーン産業は水鉄砲大会、公園内の燕市児童研修館「こどもの森」はワークショップを行う。水鉄砲大会は毎年、大人気。対戦形式で互いにヘルメットにつけた紙を水鉄砲で撃ち抜いて戦う。午前10時からと午後1時からの2回、それぞれ2時間ずつ行い、各回先着50人で締め切り。参加費300円で、参加者には景品がある。
こどもの森のワークショップは、多肉ちゃんカップ作り、オリガミかざぐるま、鬼しゃっぽ作り、おにかめん作りを行う。親子でたっぷりと楽しめる内容だ。
一昨年は6,500人、昨年は7,000人が来場した。心配なのは天気で、西日本に大きな被害をもたらしている台風16号は、22日は日本から遠く離れている見込み。雨では中止しないが、強風の場合は中止する場合があるので注意する。