17、18の2日間、加茂市・加茂山と周辺商店街をで開かれた「小京都を楽しむ会 AKARIBA 2016」で18日、メーンイベントの「あかりの結婚式」が行われ、あいにくの雨で内容を大幅に短縮したものの幻想的で厳粛なウェディングが来場者を魅了した。
加茂青年会議所(佐藤伸也理事長)が主催で10年目、あかりの結婚式は6年目。あかりの結婚式では応募8組から選ばれたことし5月に婚姻届けを提出した小倉義則さん(31)、(旧姓川上)梓さん(34)夫婦の挙式を行った。
梓さんを載せた人力車が加茂市仲町商店街の青雲亭山重を出発。79人で嫁入り行列を編成して進み、宮大門で待ち構える義則さんと合流、来場者にお披露目し、地元葵幼稚園園児がお祝いの歌を披露した。加茂山中腹の青海神社で結婚の儀。さらにその上の野外ステージまで行列してフィナーレのイベントを行ったあと青海神社へ戻って花火を打ち上げた。
雨は休みなく降り続き、商店街の車道を進む予定だった嫁入り行列は、雨に当たらないアーケード下の歩道に変更したうえコースも短縮。終盤の池之端に設置した和傘を利用したあかりの前に立つふたりの写真がいちばんのシャッターチャンスだが、池之端への行列は困難なため和傘あかりは野外ステージに移設するなど、雨仕様に変更した。
17日に続く雨でしかもより強く降ったが、17日と同様、雨の割には見物客が多かった。白無垢(むく)の梓さんに「きれいね〜」とうっとり。幸せをつかんだふたりに知り合いに限らず「おめでとうございます」と祝福の言葉を贈っていた。