10月1日からの第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」の開催を前に三条市と一般社団法人三条市体育協会は23日午後7時から市役所で国民体育大会三条市出場選手壮行会を開き、計18人の選手や監督を激励した。
三条市から出場する18人は、ウエイトリフティングの選手1人、カヌーの監督2人と選手1人、サッカーの主務1人とコーチ1人と選手1人、競泳の選手3人、そしてレスリングの選手、弓道の選手、自転車の選手、柔道の監督、軟式野球の選手、陸上競技の選手、ゲートボールの選手が1人ずつ。
壮行会には新潟県のユニホームを着た出場者のうち代理も含めて12人と、国定勇人市長、三条市体育協会役員や加盟団体長などが出席。国定市長と三条市体育協会の野崎勝康会長が、出場者一人ずつに激励金と餞別(せんべつ)を手渡した。
国定市長は、五輪とはステージが違うが、必ず多くの岩手県民、日本国民に感動を与えるはずで、「どうか全力を振り絞って競技にのぞんでいただきたい」と願った。
野崎会長は、「日ごろの努力の結果が今日ここに実を結んでいる。県民の代表としてベストを尽くして欲しい」と求めた。岩手県は先の台風による水害で大きな被害に遭ったなかで国体を盛り上げようと努力しており、「心の中に感謝の気持ちを忘れないで、その岩手の人たちの労力に報いるためにも頑張るように期待したい。ぜひ頑張ってきてください」と激励した。
選手を代表して、レスリング少年男子に出場の佐藤星吉選手(15)とゲートボール成年女子に出場の川上ミヨキさん(75)の2人が選手宣誓。サッカー少年男子に出場の田辺和泰コーチ(40)が代表謝辞で、「挑戦するステージは違うが、この国体では私たち選手団がベストを尽くすことで、この地域の皆さまを少しでも元気づけ、ふだんご支援をいただいているご恩返しができればと考えている」と感謝と決意を述べた。