燕ライオンズクラブ(山下一男会長・会員33人)は、27日午前9時45分から燕市横田、障害者支援施設「つばくろの里」で社会福祉法人つばめ福祉会が運営する「つばくろの里」、老人福祉施設の「福寿園」、「白ふじの里」、「さわたりの郷」の4施設合同の交流会を開いている。
ことしで25年目となった毎年恒例の行事。「つばくろの里」の101人を最多に各施設と地元の小池中学校吹奏楽部、同ライオンズクラブの女性版「雪椿支部」の会員も協力し、合わせて227人が参加した。
開会式のあとミニ運動会を行って昼食。午後からはアトラクションとして小池中学校吹奏楽部の演奏を聴き、ミニ運動会の表彰式や閉会式を行って午後3時に終わる。
ミニ運動会は玉入れ、大玉贈り、パン食い競争の3種目。各施設利用者が混じるようにして赤、白、青、黄の4チームに分かれて勝敗を競った。車いすや歩行者を使う高齢者は、パン食い競争だけ参加。ライオンズ会員はパンを用意し、競技が進むうちに参加者には笑顔があふれた。
高齢になったために「つばくろの里」から高齢者福祉施設に移った人も参加し、「つばくろの里」の職員や利用者と抱き合うなどして再会を喜んでいた。
ことしはライオンズクラブ100周年記念と冠して企画したが、参加者が戸惑わないように内容は例年通り。山下会長は「交流会になるとそれまで下を向いていた利用者も顔を上げて明るくなり、和気あいあいとした雰囲気になる」と目に見える変化を励みにしている。