寺子屋つばさ100km徒歩の旅実行委員会(嘉瀬一洋会長)は25日、8月に98人の小学生が4泊5日をかけて100kmを歩き抜いた「第9回寺子屋つばさ100km徒歩の旅」の「旅の思い出報告会」を開き、小学生や学生スタッフなどが出席し、大きな支えとなった学生スタッフに感謝状を贈呈し、ともに手を取ってゴールした夏を振り返った。
ことしで9回を数えた寺子屋つばさ100km徒歩の旅は、三条、燕、弥彦地区の小学4年生から6年生までの98人が参加。8月7日から11日までの4泊5日をかけて、学生や社会人スタッフとともに、全員が100kmの道のりを完歩した。
報告会には参加した小学生のうち97人と学生スタッフ36人、実行委員、保護者らが出席。学生スタッフへの感謝状授与、記録映像上映、参加者代表感想発表、保護者代表あいさつなどを行った。
嘉瀬会長はあいさつで、「多くの協賛企業の皆さまをはじめとして、さまざまな支えをいただいた。おかげさまで全員完歩できた。きょうは完歩の要となった学生スタッフの頑張りに対して皆で感謝する集いとなる。あらためて学生スタッフの皆さん、ありがとうございました」。
坂井伸団長は団長総括で、「参加者の皆さん、日ごろの生活は何か変わりましたか?。100?はきっかけにすぎません。綱領、心得にある事を実践するのは皆さんです」と、客席の子どもたちや学生スタッフに呼びかけた。
学生スタッフへの感謝状授与では、「子どもたちの安全確保のため、事前に190時間以上の研修を重ね、また当日5日間、子どもたちの世話を精いっぱいしてくれた」と紹介し、坂井団長から一人ひとりに感謝状を手渡した。
参加者代表感想発表では、ことし3回目の挑戦を果たした6年生桜井夢羽君と新保乃唯さんの2人が登壇。桜井君は、100キロ徒歩の旅のいちばんの楽しさは「達成感」と言い、「家に帰ることしか考えていなかった」という1回目はとてもつらく、2回目は少しつらかったが楽しく歩け、3回目は下の子たちをしっかり支えようと責任感を感じ、300キロ完歩して学んだことは「本気」と述べた。
また、来年は中学生スタッフになりたいと言い、「支えてくれた学生スタッフの皆さん、社会人スタッフの皆さん、送り出してくれた家族の皆さん、本当にありがとうございました」と感謝した。