10月6日から9日まで燕三条地域の工場に加えて耕場も開放する「燕三条 工場(こうば)の祭典」に向けて26日、遠方からの来場者の玄関口となるJR燕三条駅の観光物産センター「燕三条Wing」の正面にことしもピンク色の斜めのストライプの装飾が施された。
燕三条Wingのガラス張りになった正面の上の壁の外側、燕三条ブランドのロゴの部分を除く一面にテープで、工場の祭典のシンボルとなっているピンクのストライプで飾った。縦約1.3メートル、向かって左が幅約3メートル、右が約5メートルもの大きさがあり、注目度は抜群だ。
燕三条地場産業振興センターと三条市、燕市の職員10人で脚立などに上り、午後4時過ぎから約3時間で完成。年々、スピードアップして精度も上がっており、1年目は2日間で計15時間を費やす大仕事だったが、職員も熟練して4年目にして5分の1にまで短縮した。
装飾は主に左側を三条市、右側を燕市が担当し、何気に対戦の構図。途中経過を見る限り、品質は三条市に軍配が上がったが、最終的には左右の見分けがつかないほど見事なできばえで、引き分け。山田立実行委員長も最後の仕上げに参加し、完成すると自然に拍手がわき、工場の祭典が目前に迫っていることを実感していた。