2日開かれた1年で最大規模の「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」、通称「大規模マルシェ」は、約1kmを歩行者天国にした三条市の目抜き通りを会場に昨年の10月開催を700人上回る8万3,600人が来場してにぎわった。
三条マルシェは年7回の開催。1年の最後となる10月はその年の集大成ともいえる最大規模で開いている。数日前までは雨の予報で関係者を心配させたが、ふたを開ければ絶好の秋晴れ。三条は最高気温26.0度の汗ばむ陽気になった。
昨年の大規模マルシェより3店舗少ないといえ181店舗が並び、うち。市外の自治体などの交流出店は北海道洞爺湖町から佐賀県武雄市まで24店舗。商店街に面した地元店舗出店が21店舗、高校生出店が9店舗、三条市の創業塾「ポンテキア」の卒業生が出店する「ポンテキアタウン」には5店舗が出店し、さらに子どもフリーマーケットも並ぶ多彩なラインナップだ。
会場3カ所でステージイベントや謎解きウオークラリー、顔出しパネルの記念写真、誕生月の来場者にサービスする「マルシェdeバースデー」といった恒例のイベントも満載で、食べて飲んでたっぷり1日、遊べる内容で来場者を迎えた。通算110万人目となった来場者の三条市に住む会社員白井誠さん(35)夫婦と1歳の長男の3人に花束などを贈るセレモニーも行った。
スタート当初は来場者の出足が鈍かった。同じ日に隣りの燕市では県外から訪れる人もある燕青空即売会が開かれたほか、近くでさまざまなイベントがあり、客を食われたようだ。ただ、ほかのイベントに参加してから三条マルシェを訪れる人が多かったのか、いつもは午後1時を過ぎると大きく人が減るのに今回は午後になっても午前と大差ないにぎわいが続き、出店者からは昨年の大規模マルシェより売り上げが多かった、1日まんべんなく来場者があって良かったという声も聞かれた。