三条市ボランティア連絡協議会(本間里子会長・加盟32団体)は2日、三条市総合福祉センターで第12回三条ボランティアまつりを開き、約1,300人が来場し、さまざまなボランティア体験や模擬店のイベントを通じてボランティアに理解を深めた。
ボランティアを身近に感じ、考えるきっかけになればと、活動のPRと楽しみながらボランティアを体験してもらう機会の提供を同連絡協議会の加盟団体を中心に開いている。
ことしは同協議会加盟の30のボランティア団体や市内の施設などが参加し、それぞれのボランティア活動の紹介をはじめ、音声訳や手話などの体験、各団体で作った作品や農産物の販売、遊休品販売、子どもの遊び場、似顔絵、認知症簡易チェック、車いすレクダンス体験、模擬店、食堂、ステージショーなど盛りだくさんのイベントで来場者を楽しませた。
午前10時の開会と同時に大勢の人が訪れ、食べ物関係などは午前中に売切れとなるところも多かった。
ボランティア団体の「音声パソコンバニラ」のコーナーでは、キーボードを押すとその文字が音声で出るパソコンソフトを使ったり、文字を認識しやすいように黒い背景の画面に白い大きなフォントが表示される機能を紹介したりして、目が不自由な人でも文書作成や表計算などもできる音声パソコンの体験を行った。一般の人でも老眼や年配の人には重宝するソフトで、体験した人は、打った文字が音声で聞こえることに感心しながら、操作を楽しんでいた。
また、多目的ホールのステージでは同イベントのフィナーレを西川哲司さんミニコンサートで飾り、用意した200近いイスが埋まるほどの観客が西川さんのステージを楽しんだ。